【本】分かりやすい図表とは:図解表現のルール(ウォールストリート・ジャーナル式)
最近の仕事で数値とその表現にすごく興味あるので読んでみた。
- 作者: ドナ・ウォン,村井瑞枝
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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図表で正しい解釈を導く方法
書き手が情報の関係性を示すことで、読み手が受け取るメッセージをコントロールすることができるように。
一連の数字を関連づけていくことで、はじめて意味をもだせることができる
信頼される表現方法
少数点の四捨五入は最後に行う
小さい母数に対する、大きな割合の変化には気をつけましょう。
(大きな会社と小さな会社の売上の変化の割合など)
適切なデータ量を見極める方法
分析段階では多ければ多いほど精度が高くなる、データ編集段階では多すぎるとポイントをわかりにくくなるので編集段階でポイントに邪魔になる情報は片付けて単純化させる
読みやすい文字の選び方
行間=フォントサイズ+2ポイント
強調:太字やイタリック、ただし2つを同時に使うことは避ける
駄目なこと:大文字のみの英語、白抜きや色付きの文字、ハイフン、装飾的すぎるフォント、角度、字間の空け過ぎ
検証方法:コピー機で縮小コピーしても読めるか確認
図表で色をうまく使う方法
同じ種類:同じ色、強調は濃い色や別の色:読み手がデータに集中できるように、同じ種類の情報を提示する場合は同じ色を使う。
複数のデータがあるグラフ:色相環の近い、異なる濃さの色。
カラースケール:薄い色から濃い色へと少しずつ変化させる
(白黒に変えてみるときれいなグラデーションになっているか確認できる)
色によって情報のトーン表現:濃い青=保守的な印象、明るい色=積極的な印象など
マイナス数字:赤で表現したほうが効果的
誰にでも伝わる色使い
色覚障害の人にも伝わるコツ
文字の色:黒
数字の補足:グラフに直接つける
濃淡のコントラストを必ずつける
最終確認:白黒に変換してみる
引き継ぎ、実際に各図表別の作り方にはまたあとで。